2025年は、これまで続けてきた制作の延長にありながらも、新たな挑戦に満ちた一年になりました。海や滝、都市の中の自然──自分がずっと撮ってきた「水の気配」と向き合う日々が続きました。
展示の機会も各地に広がり、インスタレーションや屋外展示など、これまでと違う見せ方も模索した年でした。記録として、振り返っておきたいと思います。


2月|神戸・GALLERY301 にて個展
「君は荒波の中で光を見たか」
2025年2月14日〜2月24日
at GALLERY 301(神戸・元町)
2025年の始まりは、神戸での個展でした。
タイトルは「君は荒波の中で光を見たか」。
海岸に立ち、押し寄せる波をずっと見ていると、ただの自然現象ではなく、何か内面と呼応するような時間が流れていく。
そんな感覚を作品として焼きつけた展示でした。

5月|大阪・関西万博2025|撮影と記録
井関春龍 書道パフォーマンス撮影
2025年5月27日
at 大阪関西万博
万博会場にて行われた、書家・井関春龍さんのパフォーマンスの様子を撮影させていただきました。
動きと墨の軌跡、広がる空間と観客の気配。記録でありながら、自分なりの視点も重ねるように意識しました。



6月|西梅田キャンドルデイズ 初参加
「深淵の底を知る」インスタレーション展示
at 大阪・西梅田キャンドルデイズ
初めての屋外展示、そして初のインスタレーション作品となりました。
作品は「深淵の底を知る」。
キャンドルの光と合わせて展示するため、設置や光源の条件をかなり工夫しましたが、多くの課題を残す物でした。
自然の中で撮った写真が、都市の真ん中で、ゆらめく光とともに新たな表情を見せてくれたのが印象的でした。
みしまあきひろ さんとご一緒できたのも嬉しかったです。

7月|グループ展「個+」参加
グループ展「個+」
2025年7月11日〜7月15日
at igu_m_art(大阪)
igu_m_artさんの企画展「個+」に参加。
複数作家による展示ながら、自分の作品が空間にどう存在できるかを考える良い機会でした。
個展とは違うリズムの中に自分の作品を置くこと、そこから新たな発見もありました。


8月|Independent Tokyo 2025 出展
新作「静けさ、どこまでも」発表
2025年8月2日〜8月3日
at 東京ポートシティ竹芝・浜松町館
初めての東京での展示は、私にとって大きな節目でした。
出展したのは新作「静けさ、どこまでも」。
波が生まれて消えていく、その一瞬を0.5秒のスローシャッターで焼きつけたシリーズです。
都市に住む人にこそ、あの静けさを届けたいと思って臨んだ展示でした。
当日は会場にも立ち、たくさんの方に作品を見ていただけました。


12月|再び西梅田へ
新作「無心の滝」展示
2025年12月3日
at 西梅田キャンドルデイズ(大阪)
6月に続き、冬のキャンドルデイズにも出展させていただきました。
今回は兵庫県丹波市にある独鈷の滝で撮影した《無心の滝》という新作を展示。
雨の後に通い、滝の水量によって全く違う姿になる様子を撮り分けました。
タイトルの「無心」は、“なにもない”という感覚から。
キャンドルの光が写真の裏から透けるように設計し、ゆらめく光そのものを作品に取り込む展示になりました。

12月|GALLERY 301「Group Exhibition 2025」出展
2025年12月5日〜12月15日
at GALLERY 301(神戸)
今年個展を開催したGALLERY301さんでの、年末グループ展に参加しました。
在廊は少しだけでしたが、足を運んでくださった皆様に感謝です。
一年の締めくくりとして、あらためて自身の作品と向き合う機会にもなりました。

おわりに
たくさんの方に支えられ、展示というかたちで作品を届けられたことに心から感謝しています。
来年もまた、波と光の向こう側に、何が見えるかを確かめに行きたいと思います。
2025年12月
浦崎 良太

