2024年2月16日より、浦崎良太 第二回個展「深淵の底を知る」を神戸元町・Gallery301にて開催いたします。つきましては、作家の浦崎良太へのインタビューを掲載します。
・今回は個展2回目ですね
1回目よりは気持ちが楽ですね。去年、展示をさせてもらったことで、空間を掴めて、作品のセレクトがスムーズに決まりました。ひとつの空間としてまとめることを追求できているかなと。
・今回は初の企画展ですね
オーナーにお声がけいただいた時はたいへん嬉しかったです。飛び跳ねるほどに。
・今回の作品で大切にしたことはどんなことですか?
テーマである「深淵」と真剣に向き合いました。
自分の気持ちの中、心の中の深淵。そこに踏み込んでみたらどうかと。試みの軌跡を表現しようと思った。
“深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ”というニーチェの言葉にインスピレーションを得ました。わたしは深淵という言葉に「怪物」「恐怖」という印象を抱きつつも、そこに希望の光もあるのではないかと思うところがあって。
・空間、作品のセレクトではどんなことを考えましたか?
個々の作品はもちろん、空間、見せ方も考えました。特にこの一年、屋外展示のインスターレション作品に触れたことが大きいです。絵画展、写真展という枠にとどまらない展示に多く触れました。
結果として、抽象度の高い作品を揃えれたと思います。
UnknownAsia2023の展示でも同名で行ったのですが、今回、ほとんどのプリントは新作で用意しました。是非現場で空間を体感して欲しいです。
聞き手:山田勇人